ふすべ餅

今月の会席料理には「ふすべ餅」が入ります。
「ふすべる」とは、「ふしべる」がなまった言葉といわれ、
こんがり焼く(=燻す)という意味なそう。
隣接する宮城県の栗原地方の「ふすべ餅」は、焼いたドジョウを主な材料として
使っているためこう呼ばれたとか。 
すりおろした大根とゴボウを、細かく刻んで粉状にした焼きドジョウと共に
油で炒め、水を加え味噌や唐辛子で調味したたっぷりの汁に餅を入れます。
体が温まるのでお雑煮の代わりにいただいたそうです。
一方、一関地方では焼きドジョウではなく、雉肉を使ったものを「ふすべ餅」といいます。
今回、ふじせいではドジョウを焼いて作り、汁仕立てではありません。
それにしても、ほんとうに珍しいもち料理ですね。

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