杵と臼

台風の影響でしょうか冷たい雨の降る今日の一関です。
市内の木々も少しずつ色づき始めてきましたが、
雨が続くと紅葉を通り越して落葉してしまいそうで心配です。
さて、お店に入った左手に杵と臼が飾ってあります。
これは、私の祖母の家にあったもの。幼いころ泊まりに行くと、
必ず土間で餅つきをしてくれました。その思い出の臼と杵を蔵から出して運んできてもらったのです。
臼は60キロもあり、荷台から下ろすのも大変でした。
開業時には外に置いていましたが、ある日通りすがりの人に、
もったいないから中に入れなさいと叱られて以来店内に据えました。
紅白の鉢巻も知人が巻いてくれたもの。
このエピソードだけでも、一関の人々がいかにお餅を大切に思っているかお分かりいただけることでしょう。

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