「まだ」と「もう」

妹と母とヨガをしていた時のこと。「正座できる?」と聞いた妹に母は答えました。「まだ、できない。」母は87歳。私なら、「もう、できない。」と答えたかもしれない場面です。手も足も思うように動かなくなってきたジレンマは私も同じ。歩いたり、体操をしたり、老いに抗っているのも同じ。でも、意識が違いますね。年齢を聞かれてうっかり「73歳。」と口に出たという81歳の知人は、あわてる付き添いの娘に「あら、精神年齢を答えてしまった。」と言ったとか。「オイオイ=老い老い」と肩を叩かれていると言いながらも、このユーモア。いやはや、恐るべし80代です。我が家の庭で一番大きなカエデが色づいています。散る前の美しさ、見事な紅葉を見上げています。

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