一関の桜

咲けば散る桜。今年はずいぶんと長く観ることができました。ほんとうに珍しいことです。それもそのはず、風も雨も遠慮したのにはわけがあって、堤防拡張工事のため、堤防の桜並木はまもなく伐採が決まっているのです。桜は命の限り咲き続けようとしているかのよう、実に見事です。4月初旬から体調が悪く伏せっていた私は、名残を惜しみながら桜の下を歩くことを諦めていました。ところが、開花が長かったので、ようやく昨晩は夜桜を、今朝は散る桜を楽しむことができました。市民みんなにとって思い出深い桜並木、今年は例年以上に多くの人に愛でてもらい、きっと満足でしょう。手の回らない大きな桜の木を抱きしめて私もお別れしてきました。

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