5月は、訃報が続きました。

高野喜久雄作詩、高田三郎作曲「水のいのち 雨」が沁みます。

《雨》

降りしきれ 雨よ
降りしきれ
すべて
立ちすくむものの上に
また
横たわるものの上に

降りしきれ 雨よ
降りしきれ
すべて
許し合うものの上に
また
許し合えぬものの上に

降りしきれ 雨よ
わけへだてなく
涸(か)れた井戸
踏まれた芝生
こと切れた梢
なお ふみ耐える根に

降りしきれ 雨よ
そして 立ち返らせよ
井戸を井戸に
庭を庭に
木立を木立に
土を土に

おお すべてを
そのものに
そのもののてに

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