思い出の三陸鉄道

ローカル線=各駅停車に魅せられたのが昨秋のこと。
先ずはドラゴンレールこと大船渡線で気仙沼まで。
懐かしいボックス席が新鮮な通称山汽車は、軒下や遠くの町並みも美しく、
車窓からの風景は見飽きることがありませんでした。
駅弁を買い気仙沼線に乗換、左手に海を見ながら古川まで。
この旅でローカル線にはまった私は、今度は青春18切符を買い求め、
大船渡線の終点盛駅から三陸鉄道に乗り換え、釜石まで。
一両に私だけをのせた列車は、冬晴れの青空の下、海辺の町を走りました。
春にはまた来ようと心に決めていたのに震災。
あの鉄道も、あの海もあの町も、あの時乗り合わせた乗客も、
すべてがあっという間に消えてしまったなんて・・・。
今日の青空を見て、あの日の美しい風景を思い出してしまいました。
きっと蘇る日が来ると信じたい。

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