同級生から聞いた話です。
東日本震災時に沿岸にいた彼は、高台に逃げ命拾いをしましたが、店舗は被災しました。
その後、再び被災地の店に向かう途中、たまたま道端で手を挙げていた女性を乗せました。
道々、店を失った話をすると、よかったら私の家を使ってくださいと言ってくれ、
着いた家は、残った品々を売ろうと探していた展示場に使える大きなお宅だったそうです。
苦しいただ中、奇跡のような有難い出会いだったと言っていました。
「人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。
しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に」
哲学者森信三氏の名言を、彼は引用していました。