十人十色

嫁いだころのふじせい(藤清)は、祖母が始めた小さな商業旅館。

遠からず都市計画で取り壊しが決まっていましたが、

近くに一関初のビジネスホテルができたことに刺激を受け、

私共は、旅館の一角で山菜料理のお店を始めました。

一関ならではのものを食べたいという、遠方のお客様からのご要望がきっかけです。

日常の田舎料理こそおもてなしという発想は、意外にも好評で、

「山菜料理ふじせい」はマスコミにも取り上げられました。

が、ほどなく都市計画が実行され、築90年の旅館は消えたのでした。😞

山菜料理に新たにもち料理を加えて、料理屋として開業したのが平成3年10月。

実は今朝、当時のスタッフ(もう90歳です!)が来店!😢

彼女の口癖は「十人十色」だったと思い出しました。

人見知りで接客には逃げ腰の私には、人生経験豊かな(=苦労を重ねた)

スタッフたちのお話が心に沁みたものです。

十人十色、良い言葉ですね。😊

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