もち本膳の雑煮

お雑煮のお話を続けます。
写真は昨年、一関市東山町の旧家のお座敷を借りて、
もち本膳によるおもてなしの場を再現していただいた時のお雑煮椀です。
なるとがのっています。当主は、このもち本膳が正式な形かどうかはわかりませんが、
自分が継承した形です、といっておられました。
女性はまかない、給仕は男性、最初にあんこもち、
続いて出るのがお料理もち(くるみもち、納豆もち)、締めくくりがこのお雑煮椀でした。
お替りをすすめられて満腹のところに、昔は更にわさびもちなどを出したそうです。
味が異なるのでけっこうおいしく食べられたとか。
そして、もち膳の後にやっと宴席。
お腹いっぱいごちそうすることが最高のおもてなしという時代でした。

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